第1回 平田先生の健康コラム

第1回 「健康」と「生きがい」

 

初めまして。健康コラムを担当いたします親和治療院の平田善大と申します。よろしくお願い致します。

 

1回目のタイトルは何にしようか?・・・と考えておりましたが・・・健康ポスティング普及協会の「理念」を拝見いたしまして、1回目はこれで行こう!!という訳で「健康」と「生きがい」といたしました。

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“孫が生きがい” “趣味が生きがい” ・・・それもよろしいでしょう。

でも、・・・世の中を見渡せば、そうとばかりも言えない状態ですね。“健康のため”に運動をしたり、趣味に時間を費やして、やがて体が言うことをきかなくなれば、それも出来なくなる・・・。孫も大きくなれば、おじいちゃん、おばあちゃんは、イコールお年玉・・・。さあ、自分が“生きがい”だと思った事が次第に遠のいていきます。

そして「働く事」が「生きがい」という人はとても少ないですよね。

 

このテーマを決めた時、折しも、テレビの番組で「定年制を廃止した会社」が取り上げられておりました。「営業」「総務」「修繕」各部署で60代から70代の方が生き生きと働いていました。そして、「働けるものなら80才を超えても働きたい」とおっしゃておりました。ここに・・・「健康」と「生きがい」の存在と合致が有ります。

つまり、人間にとっての「生きがい」とは、一生涯現役で働く事であり、また、働ける事。そして「健康」とは、「生きがい」を全うする為に“養生”をしながら、仕事の流れの中で“頭脳”、“体力”そして“心”を一定のレベルに保持する努力ができる事と言えるでしょう。

 

人間が生まれるという事は、同時に年を取ってゆく・・・という事です。ですから、若い頃の様に体が動かなくなる事は当然といえば当然なのです。が、“人として生きる智恵”は、年を重ねる毎に、密度が高くなければならないのです。職人さん達の仕事や生き方を見れば、どなたでも納得がゆくはずです。お医者様であれば、百才を越えて、いまだ現役の日野原重明先生もいらっしゃいますね。

そういった方々を“特別な人だ”と思わずに、皆さん、それぞれの“生涯現役”を貫いて、まず“健康”というものを見つめ直す事、そして、同時進行で“生きがい”を作り上げる事、本来、「健康」と「生きがい」は、一体のものである事を考え直していただければ、それが本当の「幸福」だと思います。